[虹の光 愛物語 VOL.1 RED]エピソード.9

9. 入学式一日前

한국소비경제신문 승인 2022.03.21 15:42 | 최종 수정 2022.03.21 17:03 의견 0

勇気を出してドゥリュ公園に何度も訪れたが高揚する雰囲気を漂わせていたので近づくことができなかった。ウンシルに会うどころか、次また来いと言ったウンシルのお兄ちゃんさえ一度も会うことができなかった。いつからか防護壁と工事をするときに建てる鉄の幕みたいなものが商店街の建物周辺にぐるりとはりめぐされその向こう側をみることができなくなっていた。幕の入り口には赤いスプレーで×の表示が大きく描かれており悪口も乱暴に書かれていた。幕もいくつかかっていてはためいていた。その姿はイルジュンにとって相当脅威的で衝撃的だった。イルジュンはそこで少し足を止めた。

久しぶりにスンジェが家に遊びに来た。おばあちゃんはみかんの入ったかごを持ってきてくれた。時間が少し経った後には夕飯を作って上がってきた。久しぶりにイルジュンの部屋で食べるご飯だった。おばあちゃんはスンジェに家はどうなったのかと聞いた。おばあちゃんの好ましくない表情を見たイルジュンはスンジェが気になった。しかしスンジェはあまり気にしていないようだった。スンジェはいるところがなくて少しの間隣町の叔母のうちにとどまっている最中だとはきはきと言った。初めて聞く話だった。

ご飯をすべて食べて部屋に二人だけ残ったとき、スンジェから入学式の日にちを教えてもらった。惜しくもスンジェは違う学校に入学することになっていた。

“それでも入学式をする日は同じだよ。”

スンジェがみかんを剥いて言った。3月4日午前10時30分、運動場に来たらいいのだと言った。惜しい気持ちにイルジュンは頷くだけだった。彼も入学するなんて、最近になってスンジェはもっと忙しくなるのは明らかだった。以前のようによく会うことも出来ず会えたとしても思う存分遊ぶことができないまま家に帰ることが常だ。遅くに帰ると叔母から怒られるのだと、スンジェは言った。なので遅い夜になるとイルジュンは一人退屈にもなった。

“来年もたくさん遊べたらいいな。”

イルジュンがつぶやいた。スンジェは言葉なくみかんを半分に割って一気にグイっと口の中に押し込んだ。みかんがとても酸っぱかったのかスンジェは眉間にしわを寄せた。みかんをすべて食べスンジェはすぐに家に帰った。イルジュンが家の近くまで送っていくと言ったがスンジェは言葉でそれを引き留め走っていった。

夜遅くなってもイルジュンは眠りにつくことができなかった。ようやく明日になった。イルジュンの枕の下にはくねくねと名前をさっと書いた名札とリボンが隠れていた。

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