[虹の光 愛物語 VOL.1 RED ]エピソード.6
6. ?校 1(創作)
한국소비경제신문
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2022.03.21 15:39 | 최종 수정 2022.03.21 17:04
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“いきなりどういう風の吹き回しで学校に行くんだって?”
おばあちゃんが言った。このような反応はもともと願っていたものではなかったが、予想外にも断固としていた。おばあちゃんは眉間にしわを寄せて穴の開いたエプロンを繕うのに集中していた。
“僕も学校に行く。”
イルジュンがもう一度強調して言った。
“まだいけないと言ったよ”
依然として断固とするおばあちゃんの反応に、イルジュンはもどかしくて狂いそうであった。一体なぜ、ウンシルは学校に行くのに自分は駄目なのかイルジュンは分からなかった。
“なんで僕だけだめなの?僕も学校に行くんだってば!僕も行く。”
イルジュンの声が少しずつ大きくなった。おばあちゃんは少しの間戸惑っている様子だった。どうにかしてでも学校に行かなければならなかった。ウンシルと小指を絡めて約束したのに、口の中が少し乾いた。一緒に学校に行くと嬉しそうにしていたウンシルの顔が忘れられなかった。
“来年じゃなくて、その次の年に行かせてあげるから …”
おばあちゃんがやむを得ず答えた。しかしイルジュンにとっては少しも慰めにならなかった。その次の年まで待たなければいけないって?その時になったらウンシルは次の学年に上がってるんじゃないだろうか。その時に学校に行ったとしてウンシルがいなかったら意味がなかった。イルジュンの頭の中は混乱していた。
“僕も8歳なのに、なんで …”
イルジュンは言葉を最後まで続けることができず結局涙を流した。そのようなイルジュンをまじまじと見つめていたおばあちゃんが裁縫をやめイルジュンの手を掴んだ。イルジュンはそんなおばあちゃんの優しい姿に一瞬学校に行くことができるかもしれないという小さな期待をした。しかし思いもよらない答えが返ってきた。
“それはあんたが陰暦で数えたときに8歳なのであって、”
“陰暦…?”
イルジュンが聞いた。
“あんたは厳格に言えば7歳なんだよ”
“なんで?なんでまた7歳になるんだよ?”
“陽暦だとまだ7歳だからだめだと言ったんだよ。”
陰暦? 陽暦? イルジュンはさっぱり何のことを言っているのか分からなかった。しかし分かったのはただ一つ。重要なのは、イルジュンが来年学校に行くことは出来ないということだった。ウンシルだけが学校に行くようになり、さらに一緒に遊んでいたスンジェさえ全員来年学校に通うようになればイルジュンは一緒に遊ぶ友達がいなくなるということだ。
“スンジェも行くのに …”
イルジュンの言葉におばあちゃんが裁縫する手を止め眼鏡をはずした。イルジュンは、しまったと思った。なぜか分からないがおばあちゃんはスンジェと遊ぶことに対してよく思っていなかった。前に雨が降った日の時も、おばあちゃんはイルジュンがスンジェと遊んだためにこのように乱暴に遊び、風邪まで引いたのだと考えていた。
“いまだにスンジェと遊んでるのかい。”
“うん?いやそうじゃなくて …”
“おばあちゃんがあんなに遊んでは駄目だと言ったのに。”
おばあちゃんは多少厳しく言った。元も子もないイルジュンは口をつんと尖らせると結局泣いた。おばあちゃんはそんなイルジュンを見守りながら短いため息をついた。そうして隅に裁縫セットを押し込み台所へ行った。イルジュンはおばあちゃんの布団の中にくるまった。熱気のためすぐに暑くなり死にそうだったが、長い間布団から出なかった。どれだけ考えても悔しかった。イルジュンは拳をぎゅっと握った。
どうしたっておばあちゃんは疲れて倒れたイルジュンの姿に諦めたんだろうと考えるはずだ。なのでイルジュンが心の中でどんな作戦を練っているのか知る由もなかった。
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